こりゃぁ、大変なことですよ。
だって、長州の尊王攘夷勢力の主要人物から武市さんへの公式書簡。
武市さんが土佐勤王党を起こした翌年の手紙。
今回の龍馬伝で、久坂さんがワイルドな(笑)筆さばきで
「脱藩」の文字を書いたあのころ
この手紙は書かれたわけだ。
龍馬が運んだ手紙
龍馬が長州から土佐へ運んだ、土佐勤王党の決起を呼び掛ける手紙が約80年ぶりに見つかり
本日、土佐山内家宝物資料館報道陣に公開された。
4月23日から高知市の県立文学館で公開するそうだ。
手紙は文久2(1862)年に書かれ、縦24センチ、横67センチの巻物。
「諸大名も公卿も頼りにならず、草奔の志士を集めて立ち上がるしかない」
「大義のためならば、長州藩や土佐藩が滅亡しても苦しくない」
などの内容でまさに松陰先生の草莽崛起論全開の内容。
幕府に見つかったらお家取り潰しも十分ありうるほど危険な密書ですね・・・
また、「坂本君と腹を割って話し合ったので、しっかり聞き取って熟考してください」と、自分の思いを龍馬から聞くよう頼んでいる。
この年、文久2年4月8日、吉田東洋暗殺。
武市さんが最もピリピリし、ダース・ハンベーターと化していた頃。
もしかしたら
武市さんはこの手紙をみて、土佐の藩論統一を焦り
暗殺を決行したのかもしれませんね。
アクセス
高知県立文学館住所 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1-1-20
電話 088-822-0231
開館時間 午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
Web http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~bungaku/
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