「龍馬に大接近」
がスタート!
いつもは見上げることしかできない龍馬像と同じ目線で太平洋を眺めることができる。
龍馬像、その大きさ
龍馬像は高さ5.3メートル。台座を含めると13.5メートルにもなる。大正15年、高知県の青年有志が募金活動を開始、
当時の金額で2万5千円(現在の7~8千万円)が集まり、昭和3年に建立された。
銅像の裏側へ回ると建立者の名として「高知県青年」と刻まれている。
こういうところが龍馬の魅力だなぁと感じる。
龍馬の建つ場所
太平洋を望むこの地に建てたことについて銅像建立の発起人・入交氏はこう語っている。「アメリカの自由の女神に対照して、太平洋を遠望することのできる桂浜の厳頭に建てなくてはならん。
その土地が誰のものであろうと龍馬のために譲ってもらわねばならん」
その言葉通り、後に土地所有者の承諾を得た。
さらに、作家の司馬遼太郎さんも「世界中であなたが立つ場所はここしかないのではないかと、
私はここに来るたびに思うのです」と記している。
やはり、こんなにも銅像と建つ場所がぴったりの人物もいないのではないか。
逃走中!龍馬に会いたくて…
先月、千葉県から鹿児島まで窃盗を繰り返しながら旅をし続けた男が逮捕された。「人生が嫌になって放浪の旅に出た」というその男は、昨年の7月から逮捕される翌年3月まで
少なくとも1600キロの距離を、計4台の盗んだ自転車で移動し続けた。
そして昨年10月、男は龍馬像を見たくなって高知・桂浜を訪れたという。
一体、龍馬の何がこの男を引き付けたのか…。
私のお気に入りの一枚
桂浜の駐車場から少し歩いた小高い丘の中央に龍馬像は建っている。
太平洋に向かって建つ龍馬に後ろから近づくかたちになる。
その背中は来る者すべてを受け入れ、すっと気持ちを楽にしてくれる不思議なパワーを持っている。
「龍馬に大接近」は5月18日(日)まで!