東京六本木のミッドタウン、フジフィルムスクエアで開かれている、「写真で辿る 坂本龍馬の生きた時代展」。
幕末の古写真が115点も集まっている!
2月25日までなのでぜひ足を運んでみて欲しい。
今回は、龍馬や幕末の志士だけでなく、「幕末」と言われる時代にテーマが設定されている。
上の写真を見てもらうとわかるが、単に幕末の写真が飾ってあるだけではなくカジュアルに、そして身近に「幕末」が感じられる工夫が随所にみられる構成が素敵!
さらに、フイルムメーカーであるフジフイルムが行うというところが、また面白い。
それでは、どのような写真展なのか覗いてみよう。
まず龍馬の生涯を軸にした展示。世に龍馬の年表はたくさんあれど、写真がこれだけ入っている年表はちょっと他にない。
幕末のアルバムをひっくり返したようにところ狭しと写真がならぶ。初めて見るような写真もたくさんあった。
幕末の写真家たちのコーナーも。ここでは、フェリーチェ・ベアト、上野彦馬、下岡蓮杖(れんじょう)の作品がずらり。外国人も興味津々!
手前にあるのが、湿式カメラ。幕末から明治期にかけては、主に”湿板写真”という写真技術が用いられました。龍馬の立像も湿板写真。
幕末の写真でこんなに笑っている人を僕はしらないのですが、他にもあるなら教えて欲しい。人間だからもちろん笑うんだけど。いつ斬られるか分からない志士もこんな笑顔ができるんですよ。幕末の歴史がどこかドラマティックに見えるのは、この写真の「せい」な気がします(笑)。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」展も同時開催中。NHKが主催しているので、龍馬伝公式サイトにもなかったような写真もあって見ごたえありました。ずるいな~(笑)
他にも、幕末イケメンコンテストなども開催されていて面白い。
なんと我らが龍馬は、2位!!
土方さんがダントツの1位です(笑)。
来場者は、10万人に近づいて来ているそうで、大盛況の写真展。
最後に写真展を企画した、広報室のお二人からみどころを伺っています。
宣伝部 大前さん
「写真の良さって、時代の背景を映し出す力だと思います。これだけの写真があると、まるでその時代に行ったかのように、写真に引き込まれる。それが、写真の魅力でありこの写真展の魅力ですね」
宣伝部 矢島さん
「今回は、特殊な技術で写真を大きくプリントしています。情感とか、時代背景とか、目に見える事実以外の何かかが伝わってくる。そのあたりもじっくり見て頂いたいです。」
大前さんはとても歴史に詳しいし、矢島さんは自ら名乗るほどの龍馬好き。
こんな二人が企画した「写真で巡る 坂本龍馬が生きた時代」展。
ぜひ、あなたもタイムスリップしてみては。
取材アルバム
アクセス
■フジフイルムスクエア営業時間:10:00~19:00 無休(年末年始除く)
入館料:無料
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番地3号
TEL:03(6271)3350
Webサイト
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