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龍馬街道トップ龍馬街道トピックスWhy RYOMA Now?(アメリカフォーラム日記)

龍馬街道トピックス

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Why Ryoma Now? なぜ、今、龍馬なのか。


このシンプルな問いかけ。昨年は龍馬ブームで、日本人一人ひとりが自分の心に問いかけた。
そして今年3.11の東日本大震災。日本への、世界への、人類への激震醒めやらぬ中、龍馬の夢見た自由と平等の国アメリカから世界に向けて問いかけたいと思います。龍馬・海舟・万次郎の子孫と、龍馬に関するエッセイで選抜された高校生2名がどんな情報を発信できるのか。
龍馬街道もWhy RYOMA Now? の答えを見つけるべく、ハワイ・NYでの計4回のフォーラムに同行!海外は3回目、私、英語も全く話せないのですが、和英通韻伊呂波便覧を握りしめ?(笑)現地より、レポートいたします!

10月14日は、現地の環境が整えばUstreamを行うかも!?
お楽しみに!!




<10月14日追記>

Ustream&記録ビデオ

※編集できた所から載せていきます!

【ハワイ】2011年10月11日(火)

プナホウスクール(特別授業)
ー準備中ー

ハワイコンベンションセンター(ハワイフォーラム)
ー準備中ー


【ニューヨーク】2011年10月14日(金)

■ジャパンソサエティ(ニューヨークフォーラム)
[高画質で再生]

Why Ryoma Now? ニューヨーク・ジャパンソサエティ




■ジャネット会館(特別シンポジウム)
[高画質で再生]

【全編日本語】Why Ryoma Now? ニューヨーク・ジャネット会館

現地でビデオケーブルが調達出来ずUSBの小さなカメラでの配信になってしまったり、途中通信が途切れたりして2つに分かれたり、また「いちむじん」さんのギターの音声がうまく拾えなかったりした部分があります。ご容赦ください。m<_ _>m



No.1 Why RYOMA Now? @ ハワイ プナホウスクール

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写真は、一番右奥から、辻真由子さん(土佐高校2年)、現地高校生、手前右から、北代淳二さん(ジョン万次郎研究家)、髙山みな子さん(勝海舟玄孫)、坂本登さん(郷士坂本家9代目)、大石すみれさん(高知県立嶺北高校2年)、宜保然樹さん(土佐高校2年)。そして左の二人のグランマは、ジョン万次郎ゆかりのお医者さんのご子孫。


現地時間2011年10月14日午前9時30分からハワイのオバマ大統領の出身校プナホウスクール(小中高一貫教育校)にて、今回最初のフォーラムがスタート。高校生達は日本語を学んでいるクラスが参加しているので、敢えて英語ではなく、日本語を英語通訳する形で行われました。事前に龍馬や日本の歴史について勉強してきているので手は抜けません。高校生に、「アメリカに取っての龍馬ってだれ?」って聞いてみると、事前の勉強会でも友達とその話になったそうで「龍馬はサムライなのに刀を使わない不思議な人。アメリカには居ないタイプの人。」だと言っていました。
僕は日本語しか話せないのですが、学校内を見学していると、小学生も中学生も高校生もみんな日本語で「コンニチハ!」と話しかけてくれてホッとしました〜。幕末当時のハワイに日本語が話せる人がいたとは思えないけど、「アロハー!」と陽気に迎えられ万次郎も安心できたに違いありません。
詳しくは、近々ビデオを掲載しますのでぜひそちらをご覧くださいませ。

まずまずの手応えと、午後、ハワイのメインイベント「ハワイコンベンションセンター」へ。
反省点は、いちむじんさんの紹介の方法。もっと龍馬伝との繋がりをうまく表現すること。

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左から、坂本登さん(郷士坂本家9代目)、髙山みな子さん(勝海舟玄孫)、
北代淳二さん(ジョン万次郎研究家)
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左から、大石すみれさん(高知県立嶺北高校2年)、宜保然樹さん(土佐高校2年)、
辻真由子さん(土佐高校2年)(左)。
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No.2 Why RYOMA Now? @ ハワイ コンベンションセンター

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壇上で挨拶する森健志郎 坂本龍馬記念館館長と、通訳の浜田沙織さん。館長がやたらかっこよく見えます(笑)


imgresハワイコンベンションセンターは、APEC首脳会議も行われたとても大きい建物で一瞬「ここでやるの??」と戸惑いましたが、この中の一つの部屋だと聞いて一安心。それにしても300人も入るホールで、ちゃんと人が集まるのか心配でした。しかし始まってみると満員御礼。ホノルル日本国総領事館総領事も来られてなんか、すごいイベントになっちゃってます。

前半は、
img_3982龍馬の英語紙芝居。龍馬、海舟、万次郎の子孫たちと龍馬エッセイで選抜された高校生たちのディスカッション。総領事が英語で挨拶すると聞いていたのですが、急遽日本語でスピーチされ、(しかもかなりお固い日本語で)通訳の浜田さんがたじろぐ場面もありましたが、浜田さんは持ち前のパワーで聞き返し、切り抜けてくれました。びっくりしたのが、奥さんが日本人の米兵の方からの質問で、(本当はものすごく詳しい背景まで説明していたけど要約すると)「暗殺説には色々あるけど記念館の見解を教えて下さい」というもの。質問が終わると、会場からは拍手が沸き起こりました。坂本龍馬記念館主任学芸員の前田さんも「分からないのが、龍馬を魅力的にしている原因でもあるんです(笑)」とタジタジ。ハワイの人たちにも「自由と平等」という志を平和的に成し遂げた龍馬の精神と、そしてその精神がいま世界で求められていることが、伝わったのではないかと思います。

後半は、
img_3983龍馬伝第一部の「龍馬伝紀行」エンディングテーマ曲を弾いた高知の誇るギターデュオ「いちむじん」やローマ法王の前でも演奏したことのある西村直記さんのライブ。そして、書道家の藤田紅子さん竹内土佐郎さんによる書道パフォーマンスなどで盛り上がりました。書道パフォーマンスで書かれた作品は、持って帰れるということもあって最後まで、人だかりができていました。

反省点は、テロップの表示。英語で話しているときに英語のテロップがでたので、なぞっている感じでライブ感が損なわれた。後で聞いてみると、日本人の英語は聞き取りにくいことから、先方からの要望であるとのこと。ニューヨークへの飛行機の中で龍馬記念館の森館長と話した結果、重要な場所に色を付けることでテロップではなく要約であることを強調することに。

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No.3 Why RYOMA Now? @ NYジャパン・ソサエティー

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そして一行は、ニューヨークのど真ん中。
国連本部のすぐ近くにある、ジャパン・ソサエティーへ。
ここでは、初めてのUstream配信(ハワイは急遽撮影NGになったり、生中継はNGなど色々制約がありUstreamできませんでした)もあり龍馬街道スタッフも緊張。日本でどこでも売っているビデオケーブルがNYに無いなどトラブルもありヒヤヒヤしながらの中継でした。
これまでと違い、参加者とのディスカッションが展開された。ロバート・フィッシュさんがファシリテーターとして高校生に質問を投げかけていく。また現地の高校生からの質問も「今、龍馬が生きていたら日本はどうなっていたと思いますか?」など厳しい質問ばかり(笑)。日本の女子高生、宜保さんからも「歴史を動かしているものはなんだと思いますか?」などディスカッション/ディベートに慣れているアメリカの高校生も思わず天を仰ぐ質問に、会場はドキドキ・ハラハラ。土佐高校2年生の辻さんの通訳も見事なもので、あとで聞いたところによるとジャパン・ソサエティーの方にも「あなたは本当のバイリンガルですね」と褒められたとか。
高校生一人ひとりが、(大人のいろんな思惑の中)戸惑いながらも目の前で成長していく姿は、言葉では表せない眩しさがありました。
ここでもニューヨーク総領事を始め、250人近い学生や関係者が詰めかけ、龍馬を通して「リーダーとはなにか」を考えさせるフォーラムとなりました

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No.4 Why RYOMA Now? @ ニューヨーク JaNET会館

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現地時間10月14日19:00。いよいよ最後のフォーラムがジャネット会館。
Janetは、アメリカンドリーム・ジャパニーズ・ネットワーク。テロをきっかけに、頑張る人を応援したい、NY日系コミュニティーの繁栄に貢献したいとの思いを込め発足した団体で現在5500名が参加。Janet会館は今年の9月にオープンしたばかりの会場だ。今回は130名程も集まってくれたそう。みんなアメリカン・ドリームを夢見て日本から渡ってきた「脱藩者」ばかり(笑)。日本を変えるために脱藩し、アメリカの自由と平等を夢見た龍馬に少なからず親近感を持っている人たち。
ここが最後のフォーラム。さらに全編日本語で発言できることもあり、登壇者もみんな気合十分でスタートしました。
詳細は、上のUstreamをご覧いただくとして、アメリカのコインの全てに書かれていて911のオバマ大統領のスピーチでも使われた、「E.PLURIBUS.UNUM」(多数から作る一つ)のメッセージ。これこそジョン万次郎が日本に持ち込んだ民主主義の根幹であり龍馬が目指したもの。「ニューヨークでの日本人同士が、もちろん日本人全体が、さらに世界中の人々が、自由と平等を享受できる世の中にせんといかんぜよ!」そんな龍馬の声が聞こえてくるようなフォーラムでした。
この他にも、書道パフォーマンスや龍馬達をイメージした帽子の展示、いちむじんさんの演奏など、書ききれてないことがたくさんあります。また、写真を取りきれていない方がおり、キレイな写真が手に入り次第追加していきますので、私の写真が無いよー!という方、ヨシトミまでメールください。


反省点は、日本語で自由に喋れるので、話が取っ散らかったことと、勢い余って?少々不謹慎な発言も(汗)

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次の夢は、これだ!

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NY最後の日の夕食の会場で、ビッグプロジェクトが動き出した。
それが

ニューヨーク坂本龍馬記念館!

龍馬の精神を世界に発信するならやはり、ここニューヨークからではないか。
くしくも、僕も今年5月に坂本龍馬記念館の20周年のしおりで発言した際に、龍馬記念館が自由と平等を世界へ発信するアンテナになってほしいと発言した。もしかしたら、その一つの形がニューヨーク坂本龍馬記念館なのかもしれない。
今回のツアーに参加した全員が、その場で作った設立同意書に署名。
3年計画。実現にはたくさんのハードルがある。
しかし、龍馬がそうであるように、
夢を語ることから全ては始まるのだ!


龍馬街道がどれだけそれにかかわれるか。
ぜひ楽しみにしていただきたい。


■坂本龍馬記念館と、今回のフォーラム会場Map

より大きな地図で Why Ryoma Now? 坂本龍馬記念館 アメリカフォーラム を表示


■取材後記

参加したみなさま、会場に来てくださった皆さま、Ustreamで見てくださったみなさま、ハワイ&ニューヨークでお世話になったみなさま本当にお疲れ様でした。準備段階での苦悩を知っているだけに、今回のフォーラムの成功は感慨深いです。そして坂本龍馬記念館の西本有里さん、裏方お疲れ様でした!裏MVPは、間違いなく西本さんです。そしてここに書き切れない反省点も多くみつかりました。今後に活かすためぼちぼち整理していきたいと思います。

Why Ryoma Now?
龍馬が目指した、「自由・平等・平和」。それは今でも目指すべきもの。
最初、僕は、今回の龍馬アメリカフォーラムと東日本大震災は直接的な繋がりは見いだせませんでした。そんな中、フォーラムを終えてたどり着いた僕なりの答えとは何だったか。それは、「龍馬も黒船来航という大きな国難から走り始めた」ということ。だからこそ震災という未曾有の国難を受け、時代も政治も経済も揺るぎ始めた「今」が、僕らが走り始めるキッカケになるということ。「なぜ 今 龍馬なのか」それは、「何が理想・目標なのかを一人ひとりが考えて、走り始めるタイミングなのではないか。その一人ひとりの力が集まって、世界がちょっとでも良い方向に向けば、それが龍馬の目指すものではないか」と思うのです。

今回嬉しかったのは、龍馬街道が作った「We ♥ RYOMA」バッジが、ツアーの公式バッジになっていたこと。参加者みんながつけていてくれたこと。そしてなによりいろんな人と仲間になれたこと。反省点は、自費で参加させていただいたのですが、自分の仕事の関係で事前の準備ができなかったこと、リアルタイムに発信ができなかったこと、SNSでつぶやきにくい状況になってしまったこと、企画に主体的に関われなかったこと。次の企画は、しっかり準備するぞーーー!それから、会社の仕事を10日間もほっぽり出してしまいました。ご迷惑おかけした皆さま本当にすみませんでした。アメリカで一皮向けた(笑)ヨシトミに、ご期待ください!




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この記事へのコメント

  1. takada_s さん / 2011.10.13 - 12:25  

    レポートを楽しみにしています。
    Ustreamで見られたら嬉しいですね。回線が確保できるといいなあ。

  2. ヨシトミ さん / 2011.10.19 - 06:22  

    takada_s さん
    お返事遅れてすみません!ようやく記事アップしました!
    つたない配信ですが、楽しんでいただければ幸いです。

  3. takada_s さん / 2011.10.21 - 02:28  

    お疲れさまでした。
    溜まった仕事も大変な中?、渾身の力を込めたレポートをありがとうございました。
    でもきっと、もっと書き切れないほど多くのものを持ち帰られたのだと思います。これからの「龍馬街道」の活動も楽しみにしています。

    これだけのビッグイベント、裏側は本当に大変だったと思いますが、そんな中でのUstream配信ありがとうございました。楽しませていただきました。
    (いちむじんさんの演奏は権利の問題か何かでNGだったのかと思ってましたがw)

    「ニューヨーク坂本龍馬記念館」構想も嬉しい驚きでした。実現してほしいです。

    あらためて、お疲れさまでした!

  4. ヨシトミ さん / 2011.10.21 - 03:41  

    takada_sさん

    さらっとなぞった感じの記事で、
    仰るとおりもっともっともっと言いたいことはたくさんあるのですが(笑)
    Ustream見ていただいていたのですね!ありがとうございます!
    いちむじんさんのところは、PAスタッフなどがおらず、
    ライブが始まった時別の作業に取り掛かる必要があったりと予想外の展開で
    しくじりました。ご迷惑おかけ致しました。

    今回は、イベントや企画を客観的に見ることができました。
    そして、素敵な人達との繋がりができました。
    これからまた、新しい挑戦と失敗を繰り返しながら、
    この出会いを作ってくれた龍馬に感謝と恩返しができたらと思います!

    引き続き、応援よろしくお願いいたします!!

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